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会長挨拶

公益社団法人 緑の安全推進協会
会長 齊藤 登

ご挨拶

このたび緑の安全推進協会の会長をお引き受けすることとなり、一言ご挨拶を申し上げます。

緑の安全推進協会は本年社団法人としての発足以来20周年の節目を迎え、ますますその社会的な使命に対する期待が大きくなっているものと感じております。 当協会の設立は、昭和60年、奈良県のゴルフ場建設反対運動に端を発した反農薬の動きの中で、農薬の社会的使命に対する正しい理解の増進と農薬の安全使用の推進を、一過性の運動でなく継続的に取り組む組織が必要との共通認識の下、農薬メーカー、流通業者、農薬使用者等が結集し、特定の立場を離れ、農薬の社会的理解を求める啓発活動の推進とあわせて農薬安全使用の徹底を図ることを目的とする任意団体が発足したことに端を発します。これが当協会の前身の誕生でした。

この団体は徐々に活動の実績を重ね、平成7年に公益の社団法人として農林水産省の認定を受け、農薬の適正使用の推進と正しい知識の普及啓発を活動の柱として歩みを進めて参りました。平成25年度からは、新法人制度の下で公益社団法人として新たなスタートを切り、現在に至っております。

わが国において農薬は、登録制度の下での厳格な科学的審査によりその安全性が担保されているわけですが、そこでは、農薬のラベルに記載された使用法や注意事項を守ることが、農産物の消費者や農薬の使用者、周辺住民、さらには周辺環境への安全を確保するための前提となっています。ところが、現場で農薬を使用する場面には多くの人が関わるため、残念ながら中には農薬について十分な知識を持たない人が取り扱う場合も起こり得ます。このため、この段階でどのような場合にあってもラベルの内容を守って「適正使用」を徹底していくかが農薬の安全確保にとって、最重要の課題となります。

この課題の解決のため特に力を入れているのが、農薬に関する専門的知識を持ち、農薬使用の第一線で、実践的な指導監督を行いうる専門家として「緑の安全管理士」を養成し、資格を認定する事業で、一貫して協会の事業の主要な柱の一つとしてきました。農薬をめぐる技術は日進月歩で、資格を認定された緑の安全管理士といえども、常に新しい知識を吸収し、資質の向上に努めなければ、専門家としての社会的期待に応えられません。そのため、日常的な技術情報の提供と併せ、5年ごとの資格の更新と、その間の地方支部大会を兼ねた更新研修に参加することを義務付け、レベルの維持向上を図ってきています。

現在全国で2,800名を超える緑の安全管理士が活躍しており、協会としましてはこの緑の安全管理士の皆様の積極的な参画を得つつ、さらに一層地域活動の強化と活動の活性化を図るための方策の検討を続けて参ります。

一方、農薬に関する正しい知識の普及啓発を進めるため、全国各地で開かれる農薬に関する勉強会への講師の無料派遣、農薬使用者や消費者を問わず、農薬に関する一般的な疑問に答える農薬電話相談窓口の常時開設や、ホームページの開設など、広報活動にも取り組んできました。また、緑地、ゴルフ場などにおける農薬使用に際し、必要な情報を網羅した「グリーン農薬総覧」を刊行し、関係の皆様の参考に供しております。引き続きこれらの活動の充実にも努めて参ります。

今後とも社会の期待に応えるべく、役職員一同、気持ちを一つにして精いっぱい努力して参る所存ですので、皆様のご支援、ご鞭撻を心からお願い申し上げる次第です。

(平成27年7月)

でんわ相談
03-5209-2512